2010年09月28日
挑戦

私がメンタルトレーニングのお手伝いさせていただいているのは、
和歌山でただ一つの私立通信制高校「慶風高校」硬式野球部です。
秋季近畿地区高校野球県一次予選では、
2回戦 和歌山西高校を7対2
3回戦 箕島高校を7対6で破り、
この間の日曜日(26日)4回戦(2次予選出場をかけた代表決定戦)で和歌山工業高校と対戦しました。
9回表まで2対1でリードするも、その裏逆転されて惜しくも負けてしまいました。
6月に校長先生からお電話をいただき、集中力をつけてほしいとの要望で関わらせていただくことになったのですが、学校にお邪魔し、美里の農村センターでの練習や、練習試合にご一緒させていただく毎に野球部のファンになりました。
監督の谷所さんは、日高高校中津分校が分校として始めて甲子園に出場した時の選手でした。
慶風高校が甲子園に出場すれば、今度は全国で始めて通信制高校での甲子園出場チームの監督となります。
谷所監督の真正面から選手と向き合う姿にも惚れてしまいました。
2005年に慶風高校開校と同時に野球経験者が半数もいないという状況で創部し、それから今日までの道のりをうかがうだけでも一つの物語になります。
先日の試合の時、他校の監督さんたちが慶風の試合を観ながら「本当に強くなってきた」「この子らは少ない人数で、よう練習してるからなあ」等々話されるのをお聞きして、少し目頭が熱くなってしまいました。
日曜日の試合では、試合前のアップから試合後のミーティングまでずっとご一緒させていただきましたが、試合前、紀三井寺球場で監督も一緒になってアップを行う姿を見て、本当に野球というスポーツを楽しんで行っているんだなあと思いました。
自分も一緒になって野球をやりたい、そんな風に思わせてくれるチームです。
次の公式戦は春になりますが、ぜひ一度彼らの試合を観てやって下さい。
「慶風」のスポーツバックを持った坊主頭の子がいたら野球部員ですので、声をかけてやって下さい。
甲子園へと続く慶風野球部物語はまだ始まったばかりです。
監督と部長、そして選手達の挑戦はこれからです。
Posted by ShiN at 18:17│Comments(0)
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